本学日本文化学部共通科目「災害?文化?くらしの特別研究」において、西尾市岩瀬文庫学芸員による「和装本講座」を実施しました
日本文化学部の学部共通科目「災害?文化?くらしの特別研究」は、災害の問題を中心に日本文化を学ぶものが押さえておくべき知見を身につけることを目的とし、「災害」?「文化」?「くらし」を主要テーマとし、本学看護学部との連携、また外部講師による公開講座?シンポジウムにも参加する講義として開講しています。
今回、本学を卒業し、西尾市岩瀬文庫で和装本の保存、修復を行っている学芸員から、その方法を学び、実際に和装本の制作を実習形式で学ぶ「和装本講座」を実施しました。
講義では、学芸員より日本の伝統的な装丁である和装本の構造やしくみについて説明をうけた後、江戸時代に最もたくさんつくられた「四つ目綴じ」の本を、ボランティア2名の指導により制作しました。学生は、好みのデザインの表紙を選び、自身の手で和装本を制作することでその構造や修復の方法を学ぶとともに、古典籍から近代の実用書まで幅広い分野と時代の蔵書を保存?公開する博物館の役割や、学芸員の業務への理解を深める機会となりました。
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愛知県立大学 日本文化学部